2016.6.13 - 2021.9.29
よく患者さんに
「基礎体温はつけたほうがいいですか?」
と聞かれることがあります。
以前はつけていたけど、
ストレスになってやめてしまった
という方も少なくないですね。
クリニックに通っている人は、
もちろん担当医の意向に沿っていただいて、
あくまでも僕個人的に
基礎体温をつけた方がいいとおもうケース
を以下に2点挙げたいと思います。
◯クリニックに通院経験がない方
クリニックに通院経験がまだなく、
自己流のタイミング法でトライ中の方は
基礎体温をつけたほうがいいでしょう。
排卵すると基本的に基礎体温は上がります。
(厳密にいうと排卵しなくても上がることも
あるのですが、ここでは割愛します)
生理が来ていたとしても、
それが
”無排卵出血”
である可能性も否定できません。
基礎体温を測ることで、
排卵の有無をある程度確認することができます。
また、
数周期分の基礎体温が蓄積すれば、
生理周期が定期的の人なら、
排卵時期が予測しやすくなります。
◯自然周期で胚移植をする方
自然周期での胚移植とは、
すなわち自己黄体が存在する状態で
胚を移植することです。
(たいしてホルモン補充周期での移植は
自己黄体が存在しません)
自然周期での移植後から判定日までの間に、
体温が下がるようなことがあると、
黄体機能が低下したことが示唆されるので、
その際にはクリニックにて
黄体ホルモン剤を投与することで
これに対するアプローチが可能になります。
(まあ、こういった方針をとっているクリニックは
そもそも患者さんに基礎体温をつける指示を
していますけどね。)
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