2016.6.23
僕は朝、
テレビをオンタイマーにして、
それを目覚まし替わりにして起きています。
平日はフジテレビの『とくだね』で、
小倉さんの
「おはよーございまーす」
に起こされているのです笑
。。。でですね、
これは昔からなんですが、
僕、朝が苦手なんです。
朝、目覚めたとしても、
ベッドから起きるまで
大体30分くらいかかります。
動いているうちに
だんだんエンジンがかかってきて、
出勤時間にようやく
平常通りのテンションになります。
1日を通しで見た時、
寝起きが最も
”具合が悪い”
です。
形は少々違いますが、
例えばこれを肩こりとして
訴えられる患者さんもいます。
つまり、
寝起きが最も肩が凝っていて、
起きて動いている間に
寛解してくるというケース。
腰痛にも同じように、
朝が最も辛くて、
動いている間に
寛解してくるというケースがありますね。
また、これとは逆に、
朝が最も調子が良くて、
夜になるにつれて
調子が悪くなる人もいらっしゃいます。
この、
『朝は調子悪い
→動いているうちに楽になる』
か、
『朝は調子がよい
→動いているうちにしんどくなる』
かは、
東洋医学的な体質診断の
ひとつのヒントになります。
東洋医学の世界では
”気”と呼ばれるものが人間の体を巡っている
と考えます。
今日の話では
”気” = ”エネルギーのようなもの”
と理解していただければOKです。
この気が ”とどこおり気味” なことを
『気滞(きたい)』
といいます。
この気が ”不足気味” なことを
『気虚(ききょ)』
といいます。
『朝が苦手。動いているうちに楽になる』
という方は、
『気滞(きたい)体質』
であるひとつの目安になります。
気は、体を動かすと巡ります。
逆に言えば、
体を動かさないと
気滞を起こしやすくなります。
睡眠は、
”気の巡り”
の観点からみると、
覚醒している時よりも
相対的に体を動かしていないので、
「気滞を起こしやすい」
ともいえます。
日頃から気滞体質の人は、
朝が最も不調で、
覚醒後に動いているうちに気滞がとれていき、
調子がよくなってくる、
といった見方ができるのです。
逆に、
『朝は調子よく、
動いているうちにしんどくなる』
という方は
『気虚(ききょ)体質』
であるひとつの目安になります。
体を動かすときには、一定の
気(エネルギー)を消耗します。
日頃から気虚体質の人は、
睡眠で
気(エネルギー)を充電されたばかりの状態が
最も調子がよく、
それを消耗していくごとに
だんだんシンドくなっていく、
という見方ができるのです。
この
『朝の調子はどうか』
だけで治療方針が決まるわけではないですが、
こうやって、
気を巡らせることをメインに治療するべきか、
気を補うことをメインに治療するべきか、
そんなことを考えながら、
その人に合った
オーダーメイド治療
をしていくのが東洋医学に基づいた鍼灸治療です。
あなたは気滞体質ですか?
気虚体質ですか?
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