院長ブログBLOG

生理周期が短くなって不安です

2016.6.7 - 2021.9.28

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日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの國井(くにい)です。

先日担当させていただいた30歳の新患さん。

クリニックで半年間くらい

タイミングをみてもらっている方でした。

問診票に記入いただく相談欄に

「前周期、排卵が異様に早く、

生理周期も短かかったのでとても不安です」

の一文。

カウンセリングにて詳しくお話を伺うと、

普段は25〜27日周期なのに、

前周期は17日で生理が来たとのこと。

たしかに17日は早い。。。

さらに詳しく話を伺うと、

前々周期は初めて

クロミッド + HCGの注射

を使用して

タイミングを図ったとのこと。

ああ、なるほど納得。

クロミッドを使用すると

その翌周期に遺残卵胞といって、

前周期から持ち越しの

中途半端な大きさの卵が

できてしまうことがあります。

それに加えて、

HCGの注射を使用すると、

遺残卵胞ができる確率がさらに増します。

本来であれば

月経時期では4〜5ミリくらいの

大きさであるはずの卵胞が、

遺産卵胞は10〜15ミリを超える大きさで

エコーで確認されたりします。

本来よりも

”そこそこ大きな卵”

がすでに

存在しているわけですから、

一般的には排卵に至る時間も

早くなってしまいます。

前周期はこの方の都合で

たまたまクリニックには行っていなかったので、

もちろん推測でしか言えないのですが、

前々周期にクロミッドとHCGを使用したことで

前周期に遺残卵胞ができてしまい、

それが本来よりも早く排卵して、

生理周期自体も短くなったのでしょう。

この方は年齢もお若いですし

その他ホルモン検査の結果などは

全く問題なさそうでしたので、

「単純に薬によって周期が

乱れただけだと思いますよ」

とお話しました。

クロミッドやHCGは、

妊娠の確率を上げる有効な薬だと思いますが、

一方で

使用しても妊娠に至らなかった場合、

こういった周期の乱れを起こすリスクがあることを

患者さん側もしっかり把握した上で

治療を受けられるのがいいのではないかな、

と個人的には思います。

。。。もっとね、

お医者さんの方からしっかり説明してもらえれば

いいのですけどね(´Д` )


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