2016.6.29
梅雨真っ只中、
紫陽花の季節。
紫陽花を見ながら江ノ電に揺られ、
江ノ島へ到着。
島正面からの道を進むと、
タコせんが売っている。
タコせん、ちょっと食べたかったけど
数人並んでいるのでとりあえずパス。
さらに進むと
”エスカー乗り場”
なるもの発見。
石段を登っても、
展望台のある頂上まで行けるのだが、
なにやら
まだ見ぬエスカーなる
「ロープウェー」
か
「リフト」
的な乗り物があるのならば乗ってみたい。
350円の乗車料を払って、
いざエスカー乗り場へ!
するとまず、
わりと長めの上りエスカレーター。
エスカレーターを上がった先に
エスカーがあるのかな。
ん??
エスカ??レーター。。。
なんだか嫌な予感。。
わりと長めの上りエスカレーターを上り終え、
嫌な予感的中。
「エスカー」
の正体は
「ただの上りエスカレーター」
だった!!!!!
3年前に江ノ島に行った時の話です。
衝撃的でした。
だって、
おそらく大江戸線よりも距離が短いであろう
ただの上りエスカレーター
に
350円も払って乗ってしまったんですもん笑
でも
”エスカー”
はダメですよね!?
絶対に確信犯だと思います。
”有料エスカレーター”
と書くべきです。笑
消費者側への商品やサービスの提示は
事実そのものを述べなければいけません。
インターネットを覗くと
不妊に関連する商品やサービスにおいては
本当に多くの嘘や誇大表現が蔓延しています。
とくに治療院業界は年々酷くなる一方です。
例えば
「来院している患者さんの70%が
妊娠しています!」
と堂々と謳う治療院が本当に増えています。
一見するとかなりの高確率ですが、
これはちょっとした
”数字のマジック”
を使っています。
高確率の妊娠率を謳う脇に
「〇〇回以上来院された方の」
や
「〇ヶ月以上来院された方の」
といった断りが付け加えられています。
こうすることで、
対象者(分母)の数を減らしているのです。
対象となる方の来院期間を
半年などの長期間に設定すれば、
その期間に達する前に
途中で来院されなくなった方は対象から外れます。
つまり、分母を減らすことができるのです。
しかし、分子となる妊娠した方に関しては、
例え短期間で妊娠したとしても
分子から外すことはしていません。
つまり分母(対象者数)は少なくなりますが、
分子(妊娠数)は不変です。
分母が少なくなって分子が不変であれば当然、
数字上の確率は高くなります。
この数字、果たして真実でしょうか?
治療院に来院される方々って、
うちもそうなのですが、
ある程度妊活をしてきて、
授からないから藁をもすがる思いで
来院される方が多いんです。
そんな状況で来院してくるすべての患者の
70パーセントも
妊娠に導けているなら、
よほどのゴッドハンドなのでしょう。
でも、正直ありえません。
現実は上記したように、
対象者数の足切りによる確率の底上げです。
いや、
競合を蹴落としたいとか、
本当にそういうことじゃないんです。
ただあまりにも、
同業者のウェブ上による誇大表現に
歯止めが効かなくなってきているのを
強く感じるんです。
なんだか同じ業界にいるものとして
恥ずかしくなるというか
切なくなるというか。。。
鍼灸がマイナーから抜け出せない
大きな理由のひとつでしょうね。
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