2016.10.29 - 2021.10.28
日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの國井(くにい)です。
最近すごい勢いで風邪が流行っています。
体外受精に取り組まれている中で移植後に風邪を引いてしまう方、
けっこういらっしゃいます。
今週もそういった患者さんが2名ほどいらっしゃいました。
今週だけでもそんな感じなので、くにい治療院を開院してからの6年半の間では、それはそれはたくさんいらっしゃいました。
=目次=
「よりによってこの時期に体調を崩しました。。。お腹の中の卵が心配です。。。」
移植後に風邪を引かれた方は口を揃えてそうおっしゃいます。
当然ですよね。痛い思いをして採卵して、時間もお金もかけての大事な卵ですから、ベストコンディションで判定日までを過ごせなかったときの不安は計りしれません。
そもそも移植後は普段より風邪を引きやすいのでしょうか?
これに関しては特にそんなことはないと思うのですが、僕の感覚としては
「移植後に体調を崩しやすいタイプの人がいる」
という印象はあります。
おそらく無意識な緊張が身体のバランスを乱すのでしょう。
東洋医学的に考えても、緊張は気の巡りの停滞を生み、外からの冷えなどの影響を受けやすくなると考えます。
緊張しやすい体質自体をすぐに改善するのは難しいので、ウォーキングなどの有酸素運動で適度に気を巡らせてあげるといいでしょう。
移植後のストレスにより暴飲暴食に走ってしまう方は体調を崩しやすくなります。
また、移植後は禁酒をされる方が多いですが、その代償として甘いものの過食が増えるケースも少なくありません。
東洋医学的に考えると、急激に消化器に負荷をかけると消化器にたくさんのエネルギー(気)が集まるため、外から冷えが入ってこないように外を守るエネルギー(衛気(えき)といいます)が疎かとなってしまい、風邪を引きやすくなると考えます。
近年はショートスリーパーという言葉も流行っていますが、睡眠時間の不足は風邪の引きやすさに直結します。
移植後から判定日が近づくにつれて眠りづらくなってしまう方も少なくありませんが、そうであっても寝ることを放棄するのではなく、ベッドに留まる時間は確保したいです。
東洋医学的にはやはり気の巡りが悪くなることが不眠に直結しますので、上記でもあげた軽めのウォーキングなどを取り入れることをお勧めします。
移植後に風邪を引いてしまったとして。
その方が最も気になるのは
「風邪を引いたことによって、着床するものも着床しなくなったり、着床したとしてもその後ダメになってしまうのではないか」
という不安です。
くにい治療院に通われながらクリニックで移植をされて、まんまと風邪を引いてしまった方も、とにかくここが不安になってしまい
「先生、大丈夫だと思いますか(T_T?」
と聞いてこられます。
僕個人的な印象では、、、
移植後に風邪を引いた方のその後の判定結果、意外と悪くない
です。
「移植後に風邪を引いた人」
と
「そうでない人」
の統計までとって比べているわけではないのであくまでも感覚的な話なのですが。
咳をゴホゴホしてた人でも、高熱がでてしまった人でも、食欲を失っていた人でも。
判定日に陽性をもらっている人は過去にたくさんみてきたというのが正直な感想です。
もちろん、風邪を引かないにこしたことはないですが笑、
例え移植後に風邪を引いてしまっても凹まずに、ただただ身体を休めて自己治癒力を高めることに集中し、判定日に良い結果が聞けることを信じて待ちましょうね。
最後に。
体外受精に鍼灸を併用すると妊娠率上昇が期待できることは、不妊治療に取り組まれる方々の間でも常識となってきています。
当院は不妊鍼灸が今ほど広がる以前の2010年より不妊専門の鍼灸院として実績を積み重ねてきました。
よろしければ当院の不妊鍼灸の成績をご覧ください。
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