2017.3.10 - 2021.10.1
今日もいただいた質問に
お答えしたいと思います。
お名前:匿名希望
ご質問内容:
32歳、1人目自然妊娠で、2人目産婦人科にてタイミング7周期してその間クロミッド飲んでましたが、自然排卵してるのでは?とのことで薬辞めてみましたが、自己排卵してることが分かりました。
その後◯◯系の病院に変え、薬飲まずにタイミングやりましたが、フーナーテスト問題ないことや、避妊やめてから2年近くできないことから体外を勧められ、やってみることにしました。
ですが、D3でのE2の数値が少し高めだったので、遺残卵胞との診断をされ、排卵近くにブセレキュアをして、その後ソフィアを12日服用しました。
生理が来たので生理4日目に行ったのですが、またE2が高めで、今回も調整期間になってしまいました。
先生に、自己排卵してるのにクロミッド飲んでた影響で遺残卵胞ができたのかと質問しましたがそうではないとのことでした。
次回は体外進みたいのですが、遺残卵胞ができないようにできることはありますか?
ソフィア飲んでたのでまさかまた遺残卵胞になるのは思わずがっかりしてます。
また、鍼灸の面からの対処はあるのでしょうか?
以上です。
匿名希望さん、
ご質問ありがとうございました!
D3のE2から
「遺残卵胞あり」
と判断されて、
排卵後ソフィアを服用したにも関らず、
リセット後にまた残卵の疑いがあり、
また調整周期になってしまったと。
排卵後や採卵後にソフィアを服用すると、
教科書的には遺残卵胞はできずらくなります。
これのメカニズムについては
以前もブログで解説したことがあります。
読んでない方は以下よりご覧ください↓
しかし匿名希望さんは今回、
ソフィア服用→リセット後でも
遺残卵胞ができてしまったとのことですね。
これがなぜなのか。
これについてはですね、
僕個人的な意見を言わせていただくと、
「今回はしょうがないか、、、」
で割り切っちゃうしかありません。
人間の身体はロボットではない分、
やっぱりこのように教科書通りの反応を
示してくれないことはザラにあります。
また、匿名希望さんは
年齢的にもお若い分、
きっとクリニック的にも
ベストと思われる状況で採卵周期に入りたいのではないでしょうか。
例えば年齢がある程度高くなってきたり、
卵巣機能が明らかに低下していると思われるような所見が続いてくると、
月経期に遺残卵胞の存在が示唆されてもその周期を見送ることはせず、
採卵周期に入ることを選択されるケースもでてきます。
その点、
匿名希望さんの場合は
遺残卵胞の存在をうけて、
続けて2回も見送り周期になっていますので、裏を返せば
「時間的にも焦る必要もないので、
ベストなときに採卵しましょう」
と医師より言われているようなものかと個人的に思います。
”遺残卵胞をできづらくするための鍼灸治療”
は、残念ながらありません。
、、、ほんとはここで
「ずばり◯◯のツボに
お灸をしてみてください。
残卵予防になります!」
なんて言ったら実にキャッチーで、
このブログを読んでいただいている皆様にも喜んでもらえそうですけどね^ ^;
でも僕は詐欺師にはなりたくないので
本当のことしか言いたくありません笑
鍼灸治療自体はですね、
その方の身体全体の
『気のバランス』
を整えるもので、
それが”結果的に”排卵リズムを整える方向に働くことは多々あります。
ですが
遺残卵胞を予防するための”直接的な”鍼灸治療
というのは存在しません。
(もしもそれを謳うような鍼灸院があったとしたら、
それは非常に怪しいと言わざるをえませんので注意してください)
翌周期の遺残卵胞をできずらくする
直接的な方法は、
やはり排卵後(or採卵後)にソフィアなどのピルを服用することくらいです。
ソフィアを服用したにも関らず
遺残卵胞ができてしまったことは非常に残念かと思いますが、
どちらかといえばレアパターンですので、
一度忘れてまた次周期どうなるか様子をみられてるのが良いかと思います。
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