2018.12.27 - 2021.9.25
日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの國井(くにい)です。
体外受精をされる場合、
採卵時のはじめの過程としては
「成熟卵が採れるか」
「未成熟卵が採れるか」
「変性卵か」
「空胞か」
です。
変性卵か空胞の場合は、
残念ながら受精を試みることすらできません。
成熟卵が採れることがもちろん理想。
問題は未成熟卵です。
未成熟卵として採れた場合、
変性卵が採れた場合と同様に
受精を試みることなく
そのまま廃棄になるクリニックと、
成熟を待って、成熟した場合は
顕微授精にて受精を試みるクリニックが
あります。
先日、
東京都内の某有名クリニックの培養室長さんと
お話しさせていただく機会があったのですが、
ここのクリニックは未成熟卵は基本的に
使用しない(採れても廃棄)とのこと。
理由としては、以前は未成熟卵が採れても、
成熟を待って受精を試みている時期もあったけども、
ことごとく受精率や凍結率が悪く、
仮に凍結して移植できたとしても
全く着床に至らなかったから
、、だそうです。
ただし
「”ある程度刺激をした上で”
採れた未成熟卵は使用が難しい」
と付け加えられていました。
この培養室長さんが
勤務されているクリニックは
比較的高刺激で有名なクリニックです。
逆に、
未成熟卵が採れても積極的に培養し、
成熟した際は使用している自然周期系のクリニックでは、
ここに通院される患者さんの
未成熟卵のその後の経過を聞いていても、
ちょくちょく未成熟卵由来の胚盤胞が凍結できたり、
それを移植して妊娠されるケースも
普通にある印象です。
”ある程度刺激したにも関わらず未成熟卵”
である場合と
”自然〜低刺激周期で採れる未成熟卵”
では意味が違うのかもしれません。
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