2019.11.11 - 2021.9.28
今回のブログは
”採卵後の不調”
について。
このブログにたどり着いたあなたも
体外受精までステップアップされているかもしれません。
余談ですが、
先日、日本産婦人科学会から発表された、
2017年の国内で産まれた体外受精児は
56000人を超えて、
この年に産まれた子どもの
”16人に1人”
だったとのことですからね。
良し悪しは別として、
本当に体外受精は日本国民にとって
身近な治療となってきています。
、、本題に戻りまして。
昨日来院された患者さん。
3日前に採卵し、採卵後から
・悪心
・食欲不振
・下痢
・頻尿
・下半身の冷え
が現在まで続いていると。
一応採卵したクリニックに
問い合わせてみたところ、
「その症状は
採卵とは関係ありません。」
で一蹴されたと。
、、、いやいやいやいやいや。
西洋医学的に
因果関係を証明することは
難しいかもしれませんが、
東洋医学の観点からすれば
大いに関係します。
思いっきり平たい言葉でいえば、
採卵は一時的に
”下半身のエネルギー不足”
を生じさせます。
それに伴って起こりえる症状に、
この患者さんが発症した症状は
すべて含まれています。
採卵から5日後の朝に
胚盤胞になっていたら
新鮮で移植する可能性もあるため、
下半身のエネルギー回復に
重きをおいて鍼灸治療。
西洋医学、体外受精は
妊娠率を上げる優れた治療法です。
ただ、
代償的に大きなストレスを抱えたり、
身体のエネルギーを消耗したりする
弊害もあります。
ストレスによって滞った”気”を
巡らせる働きの強いツボを使ったり、
消耗したエネルギーの
回復を促すツボを使ったりして、
こういった体外受精の弊害を
補完することは、
不妊鍼灸の大きな意義の一つです。
(それだけじゃないですけどね)
ストレスによって滞った気を
巡らせるためにできるセルフケアは
”運動”
です。
ストレス(気持ち)を
コントロールすることは不可能なので、
身体を動かすことで気を巡らせること。
身体からアプローチすることが
大切です。
では、採卵により
”下半身のエネルギー不足”
を生じた場合にできるセルフケアは?
ひとつは
しっかりと睡眠をとること
です。
シンプルですが、睡眠は
エネルギーを回復させる手段として
最強です。
もうひとつのオススメは
”自宅灸”
です。
厳密にいうと、
お灸をする場所は
ツボの状態に合わせてする方が
効くので、
本当は身体をみないと
的確なツボは指示できません。
ただ、
下半身のエネルギーの消耗を
回復させるという意味では
知っている方も多いメジャーなツボ
”三陰交(さんいんこう)”
は無難なところなので
やってみてもいいかと思います。
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