2016.6.12 - 2021.9.28
日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの國井(くにい)です。
不妊治療のステップアップの仕方は
個人個人によって異なります。
タイミング法から人工授精へ移行する方。
人工授精を飛ばして体外受精へ移行する方。
タイミング法も人工授精も飛ばして
体外受精へ移行する方。
実際には
その方の置かれている状況や、
過去の妊活歴、
年齢なども考慮にいれて、
その後の方針を決めるのが望ましいと思います。
今回はそういった話は置いておいて。
やはり
タイミング法
↓↓↓
人工授精
↓↓↓
体外受精
という流れに沿うのが
オーソドックスかと思います。
。。。ですが、
子宮卵管造影検査に問題がなく、
かつフーナーテストも問題がない。
だけどタイミング法では妊娠しない。
このようなケースでは
『人工授精はする意味がない』
と考えるクリニックがあります。
。。。ごもっともですよね。
理屈的には、
精子は子宮までたどり着けていることが
示唆されますから、
人工授精で精子を子宮まで運ぶことに
意味があるとは思えません。
つまり、上記のようなケースでは、
ピックアップ障害や受精障害など、
人工授精では解決の答えにならない
不妊原因が存在していると考えるのは当然です。
しかし、
実際に上記のような状況が続き、
有名な不妊専門クリニックに
人工授精へのステップアップを勧められ、
この疑問を医師に直接聞いた患者さんがいました。
「私達夫婦はフーナーテストも問題ありません。
それでも人工授精をする意味があるのでしょうか?
すぐに体外受精に移ったほうがいいのではないでしょうか?」
すると医師の答えは
「当院の人工授精で妊娠される方の約70%は
フーナーテストで問題のなかった方です。」
とのことだったそうです。
理屈よりもなによりも、
過去の治療結果を総合すると
『フーナーに問題なくても、
体外受精の前に人工授精を挟む価値がある』
というのがこのクリニックのスタンスのようです。
本当にクリニックによって考え方は違います。
”どれが正解か”
についても、
結局は患者さん側、個人個人によって異なります。
体外受精へスキップして妊娠すれば、
「人工授精を飛ばしてよかった」
になりますし、
人工授精で妊娠すれば
「体外受精の前に人工授精を挟んでよかった」
になりますからね。
ただ、
”自身が納得のいく治療を受けること”
ここをまずは重要視されるのがいいかと思います。
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