2016.7.9 - 2023.1.27
体外受精での胚移植時期に来院される相談者さんには、ほぼ必ず聞かれます。
「胚移植後、気をつけたほうがいいことはありますか?」
今回はこの質問に対する僕の
3つの回答
をシェアしたいと思います。
=目次=
ほとんどのクリニックでは、胚移植後の運動は控えるように指示されていますね。
ただ、実際には胚移植後に運動をすることが着床にどこまで影響するかは誰にもわかりません。
例えば毎日運動をする習慣のある人は、どなたも自然妊娠は難しいということになってしまいますからね。
ただ、もしも胚移植結果が陰性だった場合に、
「アレをしなければよかったかなぁ、、、」
の、アレに当てはまりそうなことは一通り避けておきましょうね!
、、、ということなのだと思います。
そういった意味でも、僕も胚移植後の運動(ハードなものは特に)はお勧めはしていません。
激しい運動はおすすめしませんが、お散歩程度の運動はむしろしたほうがいいと「僕は」思っています。
いわゆる
“姫生活”
をすすめているクリニックもありますね。
「食事とトイレとお風呂以外はなるべくベッドで過ごしてください」
過去にはそんな風に医師から言われている相談者さんもいらっしゃいました。
もちろんご自身が通うクリニックの方針に従われることは止めません。
ただ、東洋医学的に考えると、横になっている時間や座っている時間が長すぎると、
“気の巡り”
が滞りやすくなり、それ自体が妊娠にはリスクになりえますので、適度には身体を動かされたほうがいいと「僕は」思っています。
胚移植の日は、分割胚移植であれば
「排卵2〜3日後」
ですし、胚盤胞移植であれば
「排卵5〜6日後」
と同様の状況なわけです。
自然妊娠された方が、排卵数日後〜次の生理予定日までを振り返った際、
“お姫様生活”
をされていたケースは、きっと本当のお姫様以外はそういないのではないかと思います笑
(たとえお姫様でもなかなかそんな生活は送っていないですね)
肺移植後は激しい運動はしない。
でも、過剰なまでに安静を意識する必要もない。
「僕は」そう思っています。
冷えも気の巡りを滞らせる大きな要因のひとつです。
お腹はもちろんなのですが、腰・お尻周りや足首周りも冷やさないことは大切です。
いずれも東洋医学的には
「生殖機能に深く関わるツボ」
が密集しているためです。
ツボから気の通り道を通じて生殖機能に悪影響を及ぼす恐れがあるので注意しましょう。
移植後は多くの方が
「期待して過ごすと陰性だったときに辛いから期待せずに過ごします」
とおっしゃいます。
陰性だったときの落差が大きいことを避けるために、妊娠できていないつもりで過ごす、ということです。
これ、お気持ちはとってもわかります。
わかりますが、僕はあまりお勧めしません。
以下写真は、すっぱ〜〜い梅干しです。
これを食べるところをリアルに想像してみてください。
、、、どうでしょうか?
想像しただけで、唾液がどんどん出てきますよね??
脳は想像と現実を区別できません。
すっぱい梅干しを食べているところをリアルに想像するだけで、現実だと錯覚して、唾液量を増やし緩和させようとしたのです。
では、
移植後はどんな想像をしながら過ごすことが好ましいでしょうか?
妊娠していることを想像して過ごしていれば、脳はそう錯覚して体自体を妊娠に適した状態に傾けようとします。
「どうせ妊娠しているはずがない」
そう想像して過ごすことの代償は、実はとっても大きい可能性があると僕は思います。
あとはその相談者さん個別に合わせたアドバイスになりますのでここでは書けませんが、とりあえずいつも僕が移植後の相談者さんに伝えている共通の回答は上記3つになります。
この記事を読んでいただいている一人でも多くの方の移植が成功することを心よりお祈りしております。
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