BLOG院長ブログ

HCGと排卵リズム

先日、

”すべての女性にライブリーな

ライフスタイルを”

をスローガンに掲げた情報サイト

『LIVELY WOMAN』

さんより取材を受けました。

 

「東洋医学から見た、

30歳からの頑張りすぎない妊娠」

というテーマで

4回に渡り連載させていただく予定です。

 

第一回は

「子どもが欲しくなったら、

やっぱり仕事を辞めて妊活に専念すべき?」

僕なりの私見をお話しさせていただきました。

ご興味のある方は以下よりご覧ください↓

今日もいただいたご質問にお答えしたいと思います。

 

お名前:名無しさん

ご質問内容:
自分たちで妊活を始め一年、タイミング法6ヶ月したところで、夫が乏精子症、私が多嚢胞性卵胞の傾向があることが判明。九月に始めて人工授精にトライしましたが授からず、十月は卵胞が11ミリまでしか育たず他にもたくさんの卵胞が見えたということで治療断念となりました。心配なのがこれで38日間生理がこないのに、低体温が続いていることです。始めての人工授精でhcgとプロゲステロンの筋肉注射をしましたが、その後物凄く具合が悪くなった経緯があり、こういったホルモン注射が合わないのではないか、と感じます。ホルモン治療で生理周期が狂ったり、体に影響することはありますか?こうした具合の悪さは針治療で改善するのでしょうか?

 

以上です。

名無しさん、ご質問ありがとうございました!

 

まず、

名無しさんは

クリニックにかかる前は

どのくらいの生理周期だったのでしょうか。

もしも、

今までは30日前後で生理が来ていて、

38日生理がこないことが稀なのだとしたら。

そうであるならばやはり、

HCGの注射が

排卵リズムを乱した可能性はあると

”個人的には”

思います。

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なぜそう思うのか。

それは単純に、

僕が過去にHCG使用後、

翌周期から卵の成長が思うように進まない現象を

起こす患者さんを何人もみてきたからです。

このことについては

過去にも書かせていただきました。

※読んでいない方はこちら↓

https://kuniichiryouin.com/blog/2016/05/hcghamorohanoturugi/

 

HCGをバンバン使用するクリニックは

当然認めることはしないでしょう。

また、

大半のクリニックはHCGに肯定的です。

ただ、それでも

明らかにHCGが原因で卵胞が一時的に

育ちづらくなるケースは間違いなくあると

”個人的には”

思っています。

日本で一番の体外受精症例数を誇る

新宿のクリニック系列もHCGには否定的です。

中枢性排卵障害や、

反復採卵不成功例以外は

基本的にHCGは使わず、

スプレキュアなどの点鼻薬で

排卵誘発を代用しています。

 

HCGとはそもそも、

自然であれば

「妊娠したとき」

に初めて分泌されるホルモンです。

このホルモンの作用により、

卵胞ホルモンと

黄体ホルモン(プロゲステロン)の

分泌が促進し、

身体は次の卵胞を育てることを辞めます。

この機構により、

妊娠中は排卵しません。

端的にいってしまえば、

HCGを注射することで身体が

プチ妊娠状態となり、リセットしても

卵を成長させる機構が一時的に

鈍ってしまうケースがあるのだと思います。

ましてや名無しさんの場合は

黄体ホルモン(プロゲステロン)の注射も

していますからね。

より身体が

プチ妊娠状態と誤認してしまったのかも

しれません。

 

。。。ただですね、

これも

「間違いだ」

とは言い切れないのです。

というのも、

その方法で妊娠すれば

それが『正解』になるからです。

これが不妊治療の最も難しいところです。

とくに人工授精においては、

それを行うタイミングと排卵する時期を

極力すり合わせることが重要になります。

 

HCGは使用後おおよそ36時間後に

排卵を促せる非常に便利なホルモン剤です。

また、HCGは点鼻薬よりも

卵子の最後の成熟を促す作用が強い

とされています。

これを使用して妊娠すれば、

「HCGを使っておいてよかった〜」

になるわけですね。

いつも書いていますが、

正解はあくまでも

結果論でしかわかりません。

だからこそ不妊治療は難しいのです。。

 

38日生理がこず、いまだ低体温とのこと。

そもそも多嚢胞性卵巣気味の方は

無排卵周期を多発しやすいため、

これも名無しさんの今までの経緯を

伺わないことにはなんとも言えませんし、

最近急に寒くなったため、

外気の影響を受ける基礎体温だけでは

重ねてなんとも言えないのですが、

それでもこの低体温が続く状態が

珍しいのだとしたら、

一度クリニックに再チェックに行っても

いいかもしれません。

身体が卵胞を育てることを

一時的に忘れてしまった場合は、

ピルを使用したカウフマン療法が

著効することもありますからね。

 

最後に。

ホルモン剤の類を使用すると、

東洋医学的には

”脾(ひ)”

すなわち

”消化器”

に関わる部分に症状が出やすくなります。

これを東洋医学の観点から整えていくことで、

ホルモン剤使用による不調が

結果的に緩和するケースも実際にあります。

 


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