院長ブログBLOG

くにい治療院にきてから採卵結果が激変した理由

2017.2.16 - 2021.9.28

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日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラーの國井(くにい)です。

昨年12月に初診でいらした患者さん。

東京都内の有名不妊専門クリニックでの

2度目の採卵を前に来院されました。

というのも、うちにいらっしゃる前は、

セロフェン

1日1錠×5日

FSH製剤

225単位×2回・150単位×1回

の、

いわゆる低刺激周期で昨年9月に採卵され、

採れた卵は成熟卵1つと未成熟卵1つのみ。

その後、未成熟卵は成熟せず。

成熟卵は受精・分割し、

3日目新鮮胚で移植するも

陰性だったとのことでした。

「2度目の採卵前に何かしなくては」

との思いで当院に来院されました。

初診時にお話を詳しく伺うと、

AMHは6以上。

年齢的にも33歳。

この状況でこの採卵数はおかしい。。。

もう少し問診を続けると、

その採卵周期の前周期に人工授精をしていて、

その際にHCGの注射を使用していたことがわかりました。

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HCGについての僕の見解は

過去にも何度か書いています。

↓ 過去記事:HCGと排卵リズム ↓

前周期に使用したHCGの影響を受けていた可能性を説明して、

「しばらく身体をお休みさせたあとの今回の採卵は、

きっと違った結果になると思いますよ」

とお伝えしました。

その2度目の採卵結果を先日伺ったのですが、

1回目の採卵とほぼ同様の低刺激周期で、

採れた卵は18個。

数が多かったので全て胚盤胞培養の方針になり、

結果的に10個の胚盤胞が凍結できたとのこと。

「くにい治療院さんの不妊鍼灸が効きました〜」

と言って頂けたのは非常に嬉しいのですが(笑)、

鍼灸をしたのは採卵前に一度だけですし、

やはり単純に前周期の

『HCGの影響を受けたか・受けなかったか』

の違いの部分が大きかったのだと個人的には思っています。

僕の中での

”HCGが次周期以降に悪影響を及ぼす可能性”

は今や確信となっています。

すべてがすべてではないですよ。

まったく次周期に影響を及ぼしてなさそうな人も

いらっしゃいます。

が、

この方のようにあきらかに

影響してしまったであろう人も

たくさんみてきたのは事実です。

過去記事でも書いていますが、

HCGにはHCGのメリットもありますし、一概に

HCG = よくない

とは言えません。

ただ、

HCGを使用されるならば、

それが次周期以降に悪影響を起こしうるリスクがあることは理解した上で

使用されるべきではないかな、

と個人的には思います。

HCGに積極的なクリニックでは

間違いなく教えてくれませんからね。


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