院長ブログBLOG

寝ても寝ても眠い理由

2016.7.15 - 2020.5.7

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昨日は瞬間的にすごい雨でしたね〜

くにい治療院がある代々木上原駅東口は、

結構な急勾配の坂なんです。

なので大雨が降ると

東口前はちょっとした

「 川 」

のようになってしまうため、

駅前で立ち往生してしまい

なかなかくにい治療院までこれない患者さんが

続出します笑

東口からうちが入っているビルまでは

徒歩15秒なんですけどね!

そのくらい

「川」化

してしまうんですよね、くにい治療院の入る

上原銀座ビルの前の坂。

今年の梅雨は

例年より早く終わるのかと思いきや、

まだしばらく続くようですね。。。

 

 

さて、

突然ですが、

「風邪(かぜ)引いた〜>_<」

って言葉。

これって実は、

東洋医学の言葉が現代にも残っている姿なの、

知ってましたか?

 

風邪は、

西洋医学的にはそのほとんどが

ウイルス感染によるもの

であることがわかっています。

でも、昔々の、

医療の主役が東洋医学だった時代には当然、

顕微鏡なんてものも無かったわけですから、

そもそも

「ウイルス」

なんて存在すら知られてなかったわけです。

 

その時代は

・寒気

・咳

・鼻水

・頭痛

・倦怠感

などの風邪特有の症状は、自然界の

「風(かぜ)の邪気(じゃき)」

が身体に入ってきてしまった場合に起こるもの、

と考えていたのですね。

また、邪気は

「自分の健康状態がしっかりしていれば寄せつけることはない」

と考えられているので、風邪は

「かかるもの」

ではなく

「(自己管理不足により)引きいれてしまうもの」

ということで、

「風邪引いた〜>_<」

になるわけです。

「風邪にかかっちゃった〜」

っていう人、

あまりいないですよね?

ほとんどの人が当たり前のように

「風邪引いちゃった〜」

と言っているのには、

こういった意味があるのですね。

なんでこんな風邪の話をいきなりしたのかというと、

ここから始まる本題の話をしたかったからです。

 

あなたは最近、

・寝ても寝ても眠い

・身体がダルい

・膝から下が重だるくムクむ

・気分が沈みがち

・頭が重い

といった症状を感じていらっしゃいませんか?

私が担当している患者さんは

このような方がとっても増えています。

これ、東洋医学的には

「風の邪」

ならぬ

「湿(しつ)の邪」

の影響を受けている可能性大です。

現代には、

自然界に存在する邪気の種類は、

先に説明した

「風邪(風の邪)」

という言葉しか残っていませんが、

実は他にも

・湿邪(しつじゃ)

・暑邪(しょじゃ)

・燥邪(そうじゃ)

・寒邪(かんじゃ)

などの邪が存在しており、

それぞれの邪に身体を侵襲された場合、

それぞれの邪の特有の症状を発症する、

と東洋医学では考えられているのですね。

先ほどあげた

・寝ても寝ても眠い

・身体がダルい

・膝から下が重だるくムクむ

・気分が沈みがち

・頭が重い

といった症状は

湿邪に侵襲された時に起こる主要症状です。

つまり

・寒気

・咳

・鼻水

・頭痛

・倦怠感

などの症状が出たときに、

皆さん当たり前のように

「風邪引いた〜」

と言っているのと一緒で、

我々鍼灸師からすると患者さんが

・寝ても寝ても眠い

・身体がダルい

・膝から下が重だるくムクむ

・気分が沈みがち

・頭が重い

などの症状を、

自然界の湿邪が

まさに旺盛な頃に訴え始めると

「湿邪にやられてるな。。。」

となるわけです。

自然界の湿邪が旺盛というのは、

いわゆる

湿度の高い時

だと思っていただければOKです。

梅雨はまさに、

自然界に湿邪が真っ盛りな時期なのですね。

 

「風邪引いてないけど

なんだか最近ダルいなぁ。。」

そう感じている方は本当に多いと思います。

確かに

「風邪」

ではないけれど、

「湿邪」

の可能性は高いですよ。

 

東洋医学を愛する鍼灸師として

「湿邪引いた〜>_<」

なんて言葉が当たり前の時代、

来ればいいのに!

と思わずにはいられません。

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