2016.8.7 - 2021.9.30
いよいよオリンピックが開幕しましたね!
開幕前は全然盛り上がってない感がありましたが、
僕はなんだかんだでさっそく
女子バレーと
錦織くんの試合を観てしましました。
なんだかんだで寝不足の日々に
突入しそうな予感です笑
今日はホルモンの話を。
数年前と比べると
抗ミュラー管ホルモン(以下AMH)
を測定するクリニックがだいぶ増えました。
AMHは、
成長過程にある卵胞から出るホルモンで、
これが多ければ、
卵巣内に残されている卵胞が
多いことが示唆され、
これが少なければ、
卵巣内に残されている卵胞が
少ないことが示唆されます。
AMHは
卵の質の指標
になるものではなく、あくまでも
卵の在庫の目安
になるものと言われています。
これは採卵の誘発方法を決める上でも
ひとつの目安になります。
たとえばAMHが著しく低いと、
排卵誘発剤で刺激をしても、
あまり卵が採れない可能性が高くなります。
(※絶対ではありませんが)
AMHが低い場合、
もしも体外受精をするなら、
「強い刺激をして、
採れる卵の数も少なく、
かつ卵巣にダメージを残してしまい、
数周期見送りになる」
という、最も最悪のケースを想定すれば、
まずは自然に近い形での
採卵方法から試していくのが
”リスクが少ない”
と個人的には思います。
逆にAMHがある程度高かったとしたら。
この場合はどうトライするかを決めるのが
難しいです。
たとえば完全自然周期で主席卵胞1つのみを
採卵する方法は、
少しもったいない気もします。
(※これでうまくいく人もいますが)
AMHが高い人というのは、
AMHが低い人と比べて相対的に
主席卵胞以外の小卵胞も多いからです。
排卵誘発剤を使用すれば、
主席卵胞以外の小卵胞まで育つので、
”完全自然周期では淘汰されるはずだった卵”
まで採卵できますし、実際に
これら主席卵胞以外の卵胞から採った卵が
結果的に運命の卵になる方も
たくさんいらっしゃいます。
もちろんAMHが高くても、
刺激をしてうまくいかなかった方が
自然周期を試してうまくいくこともありますし、
やっぱり絶対的な答えは
言えないんですけどね。
ただ、
AMHが高い人が自然周期でトライするなら、
同じ自然周期でも、
完全自然周期でも小卵胞まで
採卵できる方法をとっているクリニック
を選んでみたほうが、
もったいなくない気はしますよね。
いずれにしてもAMHは、
今後の不妊治療への取り組み方を
考える上でひとつ参考になります。
あなたがもし測定したことがないのだとしたら、
一度測定してみても損はないと思います。
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